KYT東京セミナーに参加してきました。

2021年10月3日㈰に、東京にて整体セミナーに参加してきました。
緊急事態宣言は解除されたとはいえ、厳重な感染症対策で行われました。

入場時検温、ベッドに人が入れ替わる度にアルコール消毒、参加者はゴム手袋とゴーグルの着用で講義を受け、練習しました。 

 

このKYTセミナーの研修費は決して安くはないのですが、それでも北は北海道、南は九州、そして海外からの参加者もおられました。

僕は、この業界に入って15年間、たくさんのセミナーや研修に参加してきました。

大阪産業創造館や市町村開催のもの、所属している連盟や整骨院・整体院のもの、YouTubeや書籍から気なった先生のセミナーまで、本当に数え切れない程たくさんです。

しかし、その多くは「新規集客」「リピート対策」をテーマにしたものが多いと感じていました。

お店を開いている以上、経営やビジネスという面は切っても切れないし、長くお店を続けていくには、ここを蔑ろには出来ません。

例えば、「新規集客には、こういうチラシがいい。LINEやYouTubeを始めて…」とか「リピート対策には回数券販売」とか「今の時代、施術だけで売上を伸ばすのは大変。だから、健康器具、寝具、サプリメントの販売を」などが多いです。

リピート対策を徹底しているところでは、1回目~10回目までの各回に何を話し、どんな施術をするかがビッシリとマニュアル化されているものもあります。

結局のところ、これらは表面的には「お客様のため」とか「患者様のため」と言っていますが、「お客様の体の悩みを解決したい」という熱意より、「売上をいかにあげる」かが上回っていると感じていました。

こういう人たちが目指す施術の「技術力」というのは、「回数券を買ってくれるための技術力」だったり、「健康器具やサプリを買ってくれるための技術力」であることが多いと感じます。

だから、回数券やサプリが「売れる」までの技術力は目指すが、本当の「健康に導くため」の技術力は求めていないのです。

こういう考え方の人達に質問してみたら、「そこまで(技術を)追求しなくてもいいんじゃない?」とか「お客さんは(技術の事)そこまでわからないよ」なんて言う人もいるくらいです。

これを聞いてすごく寂しい気持ちと、同じ施術家として腹立たしさも感じました。また、自分は施術家として間違った道を歩んでいるのか?と思う事もありました。

なぜ、同じ施術家なのに気持ちが違うと感じる時があるのか自分なりに考えてみたところ、「ビジネスマン」「治療家」2種類に分けられるなと思いました。

  

技術をお金稼ぐ道具と捉えている人がビジネスマン。

技術を体をなおす為に使っている治療家。

  

僕は好奇心が旺盛な方ですが、体の構造や仕組みはどうなっているのか?とか、そういう探求心をもって、お客様お一人お一人と向き合っています。

今まで技術や治療の探求をしたいのに、その師とする人がビジネスマンだったから、モヤモヤしていたんだと気づいたのです。

  

そして日々、勉強を続ける中で出会ったのがこの「KYT」でした。

KYTとは、ケン・ヤマモト・テクニックの略で、現在世界40か国で取り入れられ、世界の医師達も認める「解剖学」を基にした技術です。

この「KYT」という技術に出会た事、そして治療家としてのモチベーションが高い仲間と出会えたことが本当に嬉しかったです。 

 

「ビジネスマン」「治療家」のどちらが良い悪いではありあせん。
自分が目指すものがどちらなのかだと思っています。
それによって、自分の環境を整えていくことが大切だと考えています。

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