肩首こり、あご痛の原因。実は「腰」にあった!?施術歴18年の整体師兼パーソナルトレーナーが解説

事例紹介[NO.010]肩・首の痛み

[お悩み・症状]
頭を横に倒すと首~肩にかけて痛い。
他、肩こりや首こりがあり、あごの辺りにも痛みを感じている。

[年齢]
50代女性

[ご利用コース]
整体60分コース

[お悩み・症状の変化]
施術前の姿勢チェックで、「頭の傾き」「背骨の傾き」があり、骨格のゆがみが見られました。
それらを一時的に正した状態で首を動かしてもらうと、痛みがなくなっていました。
この事から、「背骨を中心としたゆがみ」が原因とみて施術を始めました。

骨格のゆがみとは、例えるなら「積み木」の様なものです。
骨格(積み木)のまわりに「筋肉」がついていて、その筋肉が縮んだりする事で骨格をひっぱり、「ゆがみ」が生まれるような感じです。
(反対に加齢や運動不足などによって、筋肉が縮むことが少なく、骨格を支えられない事で起こるゆがみもあります。)

また、「姿勢を支える筋肉」というのは、表面的に見える筋肉ではないことが多く、見た目のたくましさとは少し違っています。

私が昔に参加した腰痛の研修会で、「舗装された道をどれだけ歩くよりも、あぜ道(舗装されない土の道など)を歩いたほうが効果的」という発表があった事を思い出します。

それだけ、目に見えない筋肉もかなり重要だと言えると思います。

特に今回は、「腰方形筋」が関係していました。

ちょうどウエストの辺りにある筋肉で、
学生の頃、「前にならえ」の先頭の子のポーズで、手を腰に当てるところくらいのイメージです。

背骨の根元についている筋肉なので、ここでは僅かなゆがみでも、背骨の遠方にある「首や頭」では、影響が大きくなっていきます。

腰方形筋に負担のかかる事とは、
・中腰が多い。
・座りっぱなしが多い。
・立ちっぱなしが多い。
・ゴルフや野球、テニスなど体をひねったり、回転することが多い。
・反り腰

・猫背
・ダンスやスポーツなどで、飛んだり跳ねたりする事。

等があり、他にも筋膜のつながりで「横隔膜」との関連があります。

呼吸が深まる!「呼吸筋」をゆるめる簡単リリース法

ヨガジャーナルオンライン


横隔膜は呼吸を司る筋肉ですので、自律神経(交感神経・副交感神経)とすごく関係があり、この筋膜は「呼吸と体の動きのバランス」を調整しています。

ですので、自律神経に関わる
・気温変化での体温調節
・精神的なストレス
・血圧や心拍数
・消化      等

様々な要因と、この筋肉が深い関係にあります。

このお客様も最近、お仕事で実習生を受け入れたり、人の入れ替わりがあったり、12月に入って気温変化が激しかったりで、いろんな要因が重なったのかな?と話されていました。

このように、「日々のストレス」が「腰方形筋」に関係し、それが「骨格のゆがみ」に影響を与えている可能性のある一例だったのではないかと思っています。

12月に入り、気温変化や年末にかけて気忙しくなる季節です。
また、忘年会、新年会、お正月など食生活の変化も起こりやすく、こうした日々の変化が、体のゆがみや不調などにも関連してきます。
こうした体の仕組みをお伝えしながら、お客様が毎日をよりよい状態で過ごせる様にお手伝いさせていただければと思っています。

お困り方はぜひ、ご相談ください(^^)


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