ストレスと健康[コルチゾールとアドレナリン]【施術歴18年の整体師兼トレーナーが解説】

ストレスは私たちの日常生活に欠かせないものです。
一般的に悪い出来事だけがストレスではなく、楽しい出来事もストレスとなります。例えば、旅行の前日や、結婚式や突然のサプライズなども心身に負担がかかっていることには違いありません。

身体がストレスに対応するためには、私たちの「副腎」が重要な役割を果たします。副腎はストレスに対して、「コルチゾール」と「アドレナリン」という二つの重要なホルモンを分泌します。しかし、過度のストレスや長期にわたるストレスは「副腎疲労」を引き起こし、身体や健康にさまざまな影響を与える可能性があります。

 

ストレスホルモンの役割

コルチゾールとアドレナリンは、私たちがストレスを感じたときに放出されるホルモンです。

アドレナリンは「血圧上昇」と「血糖上昇」を引き起こし、コルチゾールはそれらに加えて、「生殖機能」「免疫機能」の低下を引き起こします。
これらのホルモンは悪者ではなく、適度であれば必要なホルモンです。

アドレナリンは、心臓や血管をはじめ全身の機能が正常に働くのに重要な役割を持ち、なかでも非常時に血圧上昇させたり、心臓から血液を送り出す力を強めたり、エネルギー源としてブドウ糖を血中に増加させたりします。また、集中力や記憶力も高めます。
コルチゾールはストレスから体を守り、糖利用の調節、血圧を正常に保つ、体内炎症を抑制する、、タンパク質の代謝を促進するなどの働きがあります。

これらのホルモンは言い換えれば、「活動的」とか「仕事モード」にさせるとも言えるかもしれません。

東洋医学の考え「未病」とは

そして、一時的なストレス反応としては有益な役割を果たしますが、長期間にわたって過剰に分泌されると、血圧や血糖の上昇が持続し、免疫や生殖機能が低下する可能性があります。これが「副腎疲労」として知られる状態です。

副腎疲労は、東洋医学の観点では「未病」として捉えられます。
西洋医学では副腎疲労と呼ばれますが、両者は同じ意味を指しており、副腎疲労は長期間にわたる慢性的なストレスや過労、不規則な生活習慣などが原因となり、副腎の機能が低下する状態です。

 

ホルモンの分泌を抑える

コルチゾールは朝起きた時が1番高く、夜にかけて少なくなるというリズムがあります。昼夜逆転の生活や、不規則な生活、夜間に目が覚めるなど習慣的になると慢性的にコルチゾールの分泌が増えます。

コルチゾールの分泌を抑えるには「深い睡眠」や「有酸素運動」が効果的と言われています。
コルチゾールの分泌を抑えることが「副腎疲労=未病」の改善に役立つと言えます。

睡眠の質の低下や生活習慣は、泌尿器系や他の健康問題等も関係しているので、個々の原因や状況に合わせた対策が重要になります。

 

規則正しい生活が基盤

当店の整体やパーソナルトレーニングを利用されたお客様からは、「良く寝れるようになった」というお声を頂いたり、病院では何も施されなかった体の不調や痛みの改善に加えて、健康維持にも役立つとのお声を頂いています。

そうした点から整体やトレーニングによって、心身のバランスや姿勢が整えられることで、ストレスへの適切な対応が促進され、健康状態の維持に役立つと言えます。

ただし、副腎疲労やストレスへの対処方法は、個人によって異なる場合があります。
睡眠の質向上や副腎疲労の改善には、総合的なアプローチの検討が必要です。適切な栄養摂取、適度な運動、ストレス管理、良質な睡眠など、健康的な生活習慣を取り入れることが重要です。
整体やパーソナルトレーニングは、その一部として効果的な手段となることが期待されます。

ストレスは現代社会において避けられないものですが、適切なケアと管理をすることで、副腎疲労やストレスによる健康への影響を軽減することが出来ます。
お客様が整体やパーソナルトレーニングを活用し、身体と心のバランスを整えることで、より健康で充実した生活を送ることを期待し、サポートしていきたいと考えています。
健康維持には欠かせない整体院としてのお声をいただいていますので、ぜひお悩みの方はご相談下さい。


(文章は以下、参考情報に基づき提供されています。個人の症状や状況に応じて、専門家への相談をおすすめします。)

https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/health-care/20775家族の介護と健康を支える学研の情報サイト

https://www.konishi-clinic.com/medical_information/archives/149

https://www.michiwaclinic.jp/news/2479/ミチワクリニック

https://www.lukesashiya.com ルークス芦屋クリニック


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